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純文学、からの 桐野夏生「残虐記」

こんばんは。ブログを始めた勢いで、4日連続書いた後、ちょっとお休みしちゃいました。
本日は、宣言どおり、桐野夏生先生の本をご紹介。

本当に大好きな作家さんで、作品は刊行されているものはほとんど読んでおります。私のプロフィールにある「ハードカバーを買うのに抵抗がなくなった」原因はこのお方かもしれません。

写真 2015-04-20 20 27 56

このお方の作品は、芳醇な「人間の醜さ」と熟成された「エロス」、そしてコク深い「生命力」が巧みに表現され、唯一無二な独創性に溢れています。

皆さまが認識しているこのお方の傑作長編に「OUT」「グロテスク」「柔らかな頬」など様々なものがありますが、あえてこの作品を紹介するのは、前回で書いた「純文学」な感じが否めない作品だからです。
この表題、谷崎潤一郎の未完の小説と同題とのこと。

文庫の背表紙をお借りすると、以下のような内容です。
「自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して作家が消えた。」
「性と暴力の気配が満ちる密室で少女が夜毎に育てた夢と男の欲望とが交錯する。」

これだけ読むと、なんだかいろいろ悲惨な状況を想像されると思います。しかし、そこはこのお方、一筋縄ではいきません。監禁生活の記述は中盤で終了し、その後は少女(大人になりますが)を取り巻く「周囲」と、少女の発芽した「想像力」が紡ぐ異様な世界、そして少女と男の「関係性」をまざまざと見せ付けられます。
現実なのかはたまた虚構なのか錯覚してしまう「グロテスク」な世界にただただ飲み込まれてしまいます。そしてなぜ作家となった元「少女」は失踪したのでしょう。

・・・気になるでしょ??是非ご一読を!

いやー、読書ってよいですね!!
ではでは。お付き合いいただきありがとうございました。



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純文学とは。

こんばんは。
チュウハイ片手に読書徒然。第4回です。

まだワタクシがうら若きころ、歴史の教科書に連ねる文豪たちの作品は、一様に「毒のない」小説なのだと勝手に思っておりました。・・・なぜって、青少年の学びの過程において紹介するようなものは、「教育上」著しく良いものでなければならないと、要はPG指定、はたまたR指定がつかないような内容のものだでなければならないということだと思っておりました。
「純文学」なるジャンルは特にその最たるものだと勝手に思い込んでおりました・・・。

大人になり、「文豪」の「純文学」を読むようになり、その思い込みは全く間違っていたことに気づきました。
「純文学」・・・エロいですよね!グロいですよね!暗鬱としていますよね!大好き!!!(笑)

「純文学」について、wikiから以下抜粋。↓
純文学は、大衆小説に対して、「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説の総称。
・・・芸術はエログロの爆発だ!!!(←語弊があったらスミマセン)

例えば純文学、と言えば・・・(以下ややネタバレ。そして自己流の解釈ですが・・・。)
谷崎潤一郎「痴人の愛」→育てた若い女に現を抜かし身を滅ぼす。
太宰治「人間失格」→没落。文字通り人間失格。
三島由紀夫「金閣寺」→自身の葛藤から放火。
安部公房「砂の女」→じめじめ女の砂地獄。
村上龍「限りなく透明に近いブルー」→米軍・ドラッグ・セックス中毒。
金原ひとみ「蛇とピアス」→体を痛めつけ精神も病み病み。

・・・などなど。全部大好きな「純文学」です。
いやー、これが中高生の教科書に載るのです。(笑)
中高生はテスト・受験のために嫌々暗記したりするのでしょうが、一読したら絶対忘れられないですよねー。ははは。
もちろん、エログロばかりでない「純文学」もたくさんありますが、(本当にたくさんあります)「芸術」って、人の精神・感覚を刺激する、されるものであって、時には、人の恥部をさらけ出すことにより昇華されるものなのでしょうね。

次回は、私の大好きな「純文学作家」(wikiの定義で私が勝手に解釈)の桐野夏生先生の本をご紹介したいと思います。

いやー、読書って良いですね!!
ではでは、お付き合いいただきありがとうございました。









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安藤桃子「0.5ミリ」

こんばんは。
ブログって楽しいですね。
どれほどの方に読んでいただけているのかわからないけれど、いざ始めたら毎日書くのが楽しくって・・・。
とはいえ、熱しやすく冷めやすい自分の性格も重々承知。
ペースはそのうち落ちるやも知れませんが、「本好き」歴は誇ってよいと思っていますので、冷めることはないと思っています。

本日は、安藤桃子さんの小説 「0.5ミリ」をご紹介。

安藤桃子さんは、俳優の奥田英二さんとエッセイストでタレントの安藤和津さんのお嬢さんで、映画監督です。
この作品は、妹の安藤サクラさんを主演に2014年にご自身が監督をして映画化され全国公開されました。
安藤サクラさんは園子温監督「愛のむきだし」での衝撃な出会い以降、注目している女優さんです。
映画「0.5ミリ」の存在を知り、まずはと小説を手に取った次第です。

映画はまだ未視聴ですが、この映画、上演時間が な、なんと196分もあるそう!!(そういや、「愛のむきだし」も相当長かった)
小説の文章量は、平均的なページ数の文庫本、約1冊分(この作品以外にもう一作短編が収録されています)ですが、
それだけ安藤さんの思いがこもっている映画なのでしょうね。
小説が映画化されることってよくありますが、「原作と違う」「なんだかがっかり」なことって多いですよね。
その点、作者=監督 で、主演もご自身の妹さんのこの映画作品は、この小説が大好きな私にとっては是非とも見たい作品です。

介護ヘルパーとして働く主人公サワは、派遣先でトラブルに巻き込まれ、その罪悪感から住み慣れた街を離れ、
見知らぬ土地へと逃げ込みます。無一文になってしまったサワは、その土地その土地で見つけた老人の弱みにつけこみ、
押しかけヘルパーをはじめます・・・と、ざっとあらすじはこんな感じです。

老人の弱みに付け込む際のドスの利かせ方の容赦のなさから一転、いざ押しかけた後の献身。全身全霊をかけて老人のお世話をし、欲も出さずただ寄り添う。そうやって、次々と老人たちを渡り歩いていく一人の女性の「ロードムービー」です。

主人公の持つ、天涯孤独のワケあり人生(まだ20代なのですが)で積んだ経験値から、ちょっとやそっとじゃ折れない強い生命力をムンムン感じます。それが、人生の終盤に差し掛かりこちらもいろいろ抱えている老人たちとのふれあいを通して、生と死のあざやかなコントラストになっているように思います。うーん、斬新なテーマの小説です!サワちゃん本当にかっこいい。
まだお読みになっていない人は是非!↓

そしてこの主人公を映画で安藤サクラさんが演じているとは本当にドンピシャですね。早急に映画を見ねば!

いやー、読書ってよいですね!!
ではでは。お付き合いいただきありがとうございました。





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桜木紫乃「ホテルローヤル」

こんにちは。2回目の投稿です。
2回目にして初の小説批評(?)です。お付き合いくださいませ。

初の小説批評(?)は桜木紫乃先生の2013年に直木賞を受賞した「ホテルローヤル」です。

あるときから、芥川賞・直木賞発表に興味を抱くようになりました。
「あるとき」とは、2003年に金原ひとみさんと綿矢りささんが芥川賞でダブル受賞した際です。
自分より年下の女性がこのような賞を受賞したことに衝撃でした。しかも当時お二人は20歳に達するかしないかでした。

そしてそのときに、初めて「文藝春秋」が芥川賞の作品の全文を掲載していることを知り、購入。
お二人の先生の作品についてはまたいつかお話したいと思いますが、それ以降、芥川賞発表の際には、
「文藝春秋」を購入することにしています。

ですが、直木賞の全文掲載は見当たらず、(長編にわたりますもんね。あるのでしょうか??)
気になるものはハードカバーを購入することにしています。

桜木先生の「ホテルローヤル」はなぜ興味深く感じたのか?
語弊があったらアレですが、メディアで拝見した際に一見「普通の主婦」然とされているのに、このような賞を受賞される作品とはどういうものなのかと強烈な興味を抱いたからです。
実際購読してみたところ、まさかの短編集なのでした。
(「直木賞」なるものは、勝手に長編なのだと錯誤していました。そして短編より長編が好きな私です。)

しかしながら北海道の寂れたラブホテルを舞台としたこの小説の一風変わった人々が織り成す「性愛」の連作世界に酔いしれてしまいました。
しかも、作者ご自身のご家庭が経営していた実在のラブホテルをフィクションの世界の舞台にされたそう。
・・・すごい。バックグラウンドが半端ない!
北海道の閉塞感とうらぶれた感じが最高です。ザ・昭和!!感満載。
物語は、廃墟となった「ホテルローヤル」を舞台に時間が巻き戻されていく群像劇です。
まだお読みになっていない人は是非!↓

それから桜木先生の本を読むようになりましたが、「ホテルローヤル」を導入に、もっともっと面白い作品がたくさんありました。本当に「ホテルローヤル」は私にとって、桜木紫乃作品の導入でした。
「ラブレス」「硝子の葦」「それを愛とは呼ばず」等々・・・。
中には「ホテルローヤル」が再び登場したり物語の舞台になったりする作品もあったりして。
(しかしながら小説「ホテルローヤル」との関連性はないのです。

いやー、読書ってよいですね!!
上記3作品の感想はまたいずれ。

ではでは。お付き合いいただきありがとうございました。



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初めまして。

春になりましたね。
主に通勤電車内とお風呂タイムで読書する「race car」です。
「本の虫」というブログを開設しました。よろしくお願いします。

職場(東京都立川市)の近くに、オリオン書房なる書店が3店あります。
それぞれ違ったコンセプトで品揃えが構成されているようで、私はその中の2店舗を愛用しています。

ひとつは、立川ルミネ店。
最近フロア自体を改装し、同じフロアにインテリアショップや文具店、CDショップ、飲食店がお店を連ねます。
書籍の取り扱いはオールジャンルですが、「ライフスタイル」総合フロアな印象を受けます。
文学の余韻から素敵な文具・家具を選ぶも良し、逆もまた然り。
児童文学フロアも改装して充実し、大人が見てもなかなか乙な作り。
ついつい立ち寄ってしまうスポットです。

もうひとつはグランデュオ立川 パピルス店。
ここは、まあ、マニアック!!アーティスティック!
粋な雑貨・文具も取り扱っています。
ベストセラー作品を探しにいっても裏切られます。
ビジネス書なんてありません。
訪れるたびにわくわくします。
まあ、ここで買わなくてもよかったのですが、これ、衝動買い。

写真 2015-04-17 23 48 13

ネオ日本画家 天明屋尚画伯の画集です。好みはもしかしたら分かれるかも知れません。でも私は大好きです。
日本画とやくざ・ヤンキー・ロボットの融合。緻密な画力と突飛な発想にノックアウト!ですわ。

・・・と、そんなわけで、初回は書店をテーマに身近な書店からの徒然草でした。
小説についていろいろお話したいのですが、初回はまずはインパクト(?)重視の脱線で。
ではでは、おやすみなさい。



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プロフィール

race car

Author:race car
1ヶ月に5冊から7冊程度主に小説を読みます。お小遣制の生活の中、気づいたらハードカバーを購入することにも抵抗がなくなってきて散財することもしばしば。古本屋も上手く活用しておうちの本棚に本が増えることに一人酔いしれています。

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